刃物の寿命について
砥石の寿命について
- 刃先が砥石の山の中側にはいっていること
- 刃物に砥石を当てると、砥石も同調して回転すること
- 研磨中、砥石から火花が出ること
3つの項目のうち、ひとつでも抜けている場合はうまく研磨できておらず、逆に刃先を落としていることになりますので注意してください。
刃物の研磨について
ベルトの状態を確認するために、機械の電源を落として、刃物を取り外し、ベルトが張っているかどうかを見ます。ベルトが 緩んでいる場合は、処置が必要となります。
応急処置として、下図のようにベルトを斜めにカットしてベルト長さを10mm程度短くします。ベルトを斜めにカットすると切断面が大きくなり、 瞬間接着剤が塗りやすくなります。瞬間接着剤を切断面に塗ったら、切断面同士をつなぎ合わせます。接着剤が乾くのを待って、 切断面同士がしっかりつながっていることを確認したら、機械にベルトをセットしてください。
ベルトの長さがまだ長いようでしたら ベルトを再度カットして調整を行ってください。あくまでも応急処置なので、なるべく早く新しいベルトに取り替えるようにしてください。
ベルトの長さ調整
まず、ベルトが切れているかどうかを確認します。機械の電源を落として、刃物を取り外し、ベルトの状態を見ます。ベルトが切れていれば、 刃物プーリーからベルトが外れています。Q4を参考にしてベルトをつなぎ合わせるか、新しいベルトに取り替えてください。
ベルトが切れておらず、スリップしないくらいにベルトが張っている場合は、 モーターが故障しています。新しいモーターに取り替えてください。
- 刃物裏側にパンカス・クズ等がたまり、刃物に干渉している
- 刃物と刃物ブラケット(刃物を取り付けているアルミ金具)との隙間にパンカス・クズ等が引っかかっている
- レーズンパンをスライスした後、レーズンのかたまりが刃物に干渉している
- 刃物ベアリングが磨耗・劣化しており、刃物がぶれてフレーム等と干渉している
ほとんどの場合は清掃でなおりますが、刃物ベアリングが磨耗・劣化している場合は取り替えが必要となることがあります。
- 刃物の刃先が立っていない
- 刃物用ベルトが緩んでいる
- 刃物表面が汚れている
対策として、以下のことを行ってください。
砥石を清掃する場合は、紙やすり・セメントの目の細かいきれいな表面を砥石にこすり付けてください。 砥石の厚みが均一になるようにこすり付けてください。厚みが変わると研磨が出来なくなりますので、注意してください。 こすりつけた後は、砥石表面が黒くなる前の色に戻ります。
グラインダー金具が油切れをおこしている場合は、ミシン油を注入してください。必ずミシン油を使用し、他の油は使用しないでください。 また、新型機種では、油の注入は必要ありません。必要がない機種は以下のものです。
- Soft-101型
- FK-25型
- Fresh-240型
- Safety-240A型